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気密処理について
- 気密性
- 2025.05.01
気密性能は本当に少しの作業をするかしないかで性能は変わってきます。
例えば、床の断熱材と土台、大引などの取合い部に気密テープを張る。
柱と床合板との隙間を気密テープを張るもしくは、コーキングを打つ。
壁もシートの重なり部分に気密テープを張る。
照明器具の配線貫通部分に気密テープを張る。
コンセントやスイッチボックスにバリヤーボックスを使用するかしないかでも変わります。
本当にちょっとした作業をやるかやらないかになります。
それは大工さんの作業だけではありません。
電気工事業者が壁や天井を開口すれば、そこに気密テープを張ったり、もしくはコーキングをしたり、
水道工事業者も配管のために床に穴をあければ、コーキングをして隙間を塞ぎます。
住宅に関わる職人さんたちが、やるべきことをやることによって性能は良くなります。
ある意味で、気密測定は住宅会社の技術力を測る目安にもなります。
当社は、そこで暮らすお客様のために行っていることですが、
自分たちの技術力向上にも役立っています。
気密性能が高ければ高いほど、隙間が少ないことの証明になります。
隙間が少ないということは、冷暖房の効率も良くなり、24時間換気も限りなく計画通り行われます。
光熱費の削減にもつながり、省エネで快適に過ごすことのできる住環境が整います。
気密測定は義務ではありませんが、その住宅の性能を表す大切な指標になります。
どれだけ計算上、性能の高い断熱性能を有している住宅でも気密性能が低ければ、
実際の性能は損なわれてしまします。
そのために断熱と気密はセットで考えなければなりません。
高気密・高断熱を謳っている建築会社さんが気密測定は全棟では実施していませんと
説明したとしたら、少し違和感があると思いませんか?
何を根拠に高気密と言えるのか不思議ですよね。
当社では、気密測定を全棟で2回ずつ実施しています。
断熱工事が完了したタイミングで1回目を実施し、施工不良が起きていないかを確認します。
そして、住宅完成後に2回目を実施し、実際にお施主様が生活される住宅でどれくらいの性能に
なっているかを確認しております。
その性能を根拠に高気密の住宅性能を有していますと説明させていただいております。
そして、その測定は自社ではなく、第三者にお願いすることによって、より正確な測定データを
お伝えすることが出来ると考えています。