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家づくりブログBLOG

卒FITについて

住宅メンテナンス
2025.04.26

ここ数年、卒FITのお客様のご相談が増えてきております。

卒FIT(そつフィット)」とは、太陽光発電などの再生可能エネルギーを固定価格買取制度(FIT:Feed-in Tariff)の買取期間が終了したことを意味しています。

  • FIT制度では、太陽光発電などの再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定期間(10年や20年など)、固定価格で買い取る仕組みです。
  • この「固定価格での買い取り期間」が終了した後(=卒業した状態)を「卒FIT」と言います。

卒FIT後は、以下の選択肢があります:

  1. 新たな売電先を見つける
     新電力会社などが、卒FIT電力を買い取るプランを提供しています(通常、FIT価格より安い)。
  2. 自家消費に切り替える
     蓄電池を導入して、昼間発電した電気を夜に使うなど、自宅で使う方向にシフト。
  3. VPPやP2P電力取引への参加
     電力の地産地消、電力シェアリングなど新しい形態も広がっています。

このような選択肢がある中で、多くの方が蓄電池導入の検討をしています。

当社で太陽光発電システムを設置いただいているお客様については、当時の資料が保存して

ありますので、その内容に合ったシステムのご提案を実施しています。

そうでないお客様も太陽光発電システムの資料をお預かりさせていただき、

また、毎月どのくらいの電力を使用しているかなどお聞きしながら最適なご提案をしております。

また、蓄電池の導入にはまだまだコストも掛かりますので、そこまでは難しい場合には、

おひさまエコキュートの導入をお勧めすることもございます。

「ここでおひさまエコキュートとは、太陽光発電システムと連携し、主に昼間にお湯を沸かすことで

電気代の削減とCO₂排出量の低減を実現する、次世代型の電気給湯器です。​パナソニックやダイキン

などのメーカーが提供しており、特に太陽光発電を導入している家庭に適している商品です。」

昨今、電気代が上がっている現状を考えますと少しでも自己消費出来る環境が整っている方が

メリットが出ると考えてはおりますが、どうしても費用の問題も出て参ります。

そこは、将来的なメリットやデメリットも含めてご相談しながら対応しておりますので、

卒FITを迎える方は、遠慮なくご相談いただければと思います。