ページの先頭へ戻る

家づくりブログBLOG

耐震等級とは

耐震性
2023.06.14

耐震等級は、建物の地震への強さ、耐震性能を示す指標の一つです。耐震性の指標として現在広く使用されており、耐震等級1から等級3までの3段階で表されます。「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」及びそれに基づいた「住宅性能表示制度」に沿って制定されました。

等級1は、建築基準法の耐震性能を満たす強さ、等級2は等級1の1.25倍の強さ、等級3は1.5倍の強さをそれぞれ持ちます。耐震等級1は建物としての最低限の耐震性能を持つことを意味するため、耐震等級1に満たない建物は危険レベルの耐震性であるということになります。災害時避難所となる学校や病院などの公共施設は耐震等級2、災害時防災の拠点となる消防署や警察などの公共施設は耐震等級3という基準で建物が建てられています。

2016年の熊本地震では、益城町で震度7の地震が2回記録されました。この時、2000年以降(新耐震基準以降)に建築された「耐震等級2」の住宅が倒壊するという事例が見られましたが、「耐震等級3」の住宅は、ほとんどが無被害ないし軽微な被害に留まっていたという報告が出ております。。

これらの状況を踏まえても「耐震等級3」という性能は、必ず必要なのではないでしょうか。